「以前の会社では、新築工事を中心に多くの経験を積ませてもらいました。規模の大きな現場も多く、成長の機会をたくさん与えてもらったと感謝しています」と語る乙黒さん。建設業界で26年、現場一筋で歩んできたベテランの転職には、少なからず迷いもあったという。
そんな乙黒さんの背中を押したのは、丸市田中建設の田中社長の人柄と、会社全体に流れる穏やかな雰囲気だった。「最初に話を聞いたときに、“ここでなら落ち着いて働けそうだ”と直感的に思いました」と当時を振り返る。
これまで慣れ親しんだ新築主体の業務から、改修を中心とする丸市田中建設へ。スタイルの違いに戸惑いもありながらも、新しいフィールドへの一歩を踏み出した。
入社して間もない頃、慣れない仕事の進め方や現場の雰囲気に戸惑い、正直「自分には合わないかもしれない」と感じたこともあったという乙黒さん。
「前職では長年、新築工事の流れに慣れていましたし、段取りも自分の中で確立していたんです。でもここでは、仕事の内容もペースも違っていて、なかなか自分の力が発揮できず、苦しい時期もありました」
そんな時、声をかけてくれたのが周りの仲間たちでした。
「ベテランも若手も関係なく、誰かが自然と手を差し伸べてくれるんです。“大丈夫ですか?”って、さりげなく気づいてくれる。自分一人で抱え込まずに済んだのは、本当にありがたかったです」
気づけば、「また一緒にやりたい」と思える仲間ができ、「今度こそ力になりたい」と思える現場に出会えた。辞めずに続けてきたからこそ、今があると語ってくれました。
今では新築工事の現場を主に担当している乙黒さん。丸市田中建設での仕事にやりがいを感じながら、日々の業務に真摯に向き合っています。
「振り返ってみると、やっぱり“人”なんですよね。この会社の魅力は。困ったときに助けてくれる、頑張っている人をちゃんと見てくれる。そういう空気が自然とあるから、どんな現場でも踏ん張れるんです」
また、社内の風通しの良さや、年齢や経験に関係なく話しやすい雰囲気も、働きやすさの一因だと語ります。
「誰かが壁にぶつかったとき、みんなで自然と支え合える。それって簡単なようで、なかなかできることじゃない。丸市田中建設はそこがすごくいい。そんな仲間たちと一緒に、これからもより良い仕事をしていきたいですね」
最後に、これから入社してくる人に向けて、こんなメッセージをくれました。
「最初は不安でも、ここには“仲間”がいます。一緒に働くうちに、自然と居場所ができると思いますよ。ぜひ、一緒に頑張りましょう」